*13:36JST 米国株見通し:弱含みか、国内インフレ予測に警戒 (13時30分現在)

S&P500先物      5,241.25(+2.25)
ナスダック100先物  18,216.00(+1.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は30ドル高。米金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ


9日の主要3指数は堅調。序盤から上げ幅を拡大しナスダックとS&Pは反発、ダウは331ドル高の39387ドルと7日続伸で取引を終えた。この日発表された新規失業保険申請件数は前週から増加し、労働市場の緩みが顕著に。連邦準備制度理事会(FRB)当局者からハト派的な見解は聞かれなかったものの、長期金利は緩やかに低下。それを受けハイテクをはじめ景気敏感や消費など幅広く買われ、指数は終盤まで上昇基調を維持した。


本日は弱含みか。連邦準備制度理事会(FRB)当局者から引き締め的な現行政策の維持に前向きな発言が相次ぐなか、ダウの続伸により利益確定や持ち高調整が意識されやすい。今晩のミシガン大学消費者信頼感指数のうち期待インフレ率が堅調なら長期金利は高水準を維持するとみられ、ハイテクへの買いは抑制される見通し。一方、ハマスとイスラエルの休戦交渉の行方が注目され、週末に向けた手仕舞い売りも警戒されるだろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:弱含みか、国内インフレ予測に警戒