*17:10JST 東京為替:ドル・円は強含み、日銀決定受け円売り優勢 26日の東京市場でドル・円は強含み。日銀の政策決定で円売り優勢となり、155円41銭から156円台に水準を切り上げた。また、植田日銀総裁は記者会見で緩和的な金融政策を継続するとの見解を示すと、円売り再開でドルは156円82銭まで上値を伸ばした。
・ユーロ・円は165円75銭から168円26銭まで上昇。
・ユーロ・ドルは1.0718ドルから1.0743ドルまで値を上げた。
・日経平均株価:始値37,725.61円、高値38,097.54円、安値37,550.70円、終値37,934.76円(前日比306.28円高)
・17時時点:ドル円156円10-20銭、ユーロ・円167円60-70銭
【金融政策】
・日銀:無担保コールレート(オーバーナイト物)を0-0.1%程度で推移するよう促す。
(全員一致)
長期国債およびCP等・社債等の買入れについては3月に決定された方針に沿って実施。
【要人発言】
・植田日銀総裁
「当面、緩和的な金融環境が継続すると考えている」
「金融政策葉為替を直接のコントロールの対象にしていない」
「為替の変動は経済・物価に影響を及ぼす重要なものの1つ」
「基調的な物価上昇率が上昇していけば緩和度合い調整も、当面は緩和的な環境」
「国債買入れ、3月に示したものから変更ない」
「円安、基調的な物価上昇率への大きな影響はないと判断」
「物価見通しが実現していけば2%目標の実現にほぼ限りなく近づく
・日銀展望レポート
「2024年度実質GDP見通しは+0.8%(1月時点+1.2%)
「2024年度コアCPI見通しは+2.8%(1月時点+2.4%)
「2025年度コアCPI見通しは+1.9%(1月時点+1.8%)
・鈴木財務相
「為替市場の動向をしっかり注視していく」
「為替政策のタイミングや手段について述べることはできない」
「円安、プラスとマイナスの両面あるが、マイナス面への懸念を持つ」
【経済指標】
・日・4月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+1.6%(予想:+2.2%、3月:+2.4%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は強含み、日銀決定受け円売り優勢