*08:16JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利低下や原油安を受けてドルは伸び悩む可能性 17日のドル・円は、東京市場では154円73銭から154円46銭まで下落。欧米市場では154円71銭から154円16銭まで下落し、154円40銭で取引終了。本日18日のドル・円は主に154円台で推移か。米長期金利の低下や原油安を受けてドルは伸び悩む可能性がある。

報道によると、日米韓は4月17日、3カ国の財務相会合を初めて開催した。会合後には「最近の急速な円安及びウォン安に関する日韓の深刻な懸念を認識」、「外国為替市場の動向に関して引き続き緊密に協議」などの内容の共同声明を発表した。鈴木財務相は記者団の取材に応じ、「行き過ぎた動きには適切に対応する」との見方を伝えている。市場参加者の間からは「日本と韓国は過度なドル高を懸念しているが、米国側はドル高是正のための為替介入について前向きではない」との声が聞かれている。米インフレ緩和のペースは減速しており、米国の利下げ開始時期は今年9月以降になるとの見方が増えている。そのため、ドルは日本円、韓国ウォンに対して当面は底堅い値動きを見せることになりそうだ。

<CS>
情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利低下や原油安を受けてドルは伸び悩む可能性