*11:36JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ツムラ、アインHD、スマレジなど コカBJH<2579>:2133.5円(+137.5円)
大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も1800円から2600円に引き上げている。プライスリーダーのサントリー食品が積極的な値上げを検討していることが背景となり、収益性の向上につながる値上げの実現可能性が高まってきたことを評価のもよう。また、経営改革に取り組んできた結果、脆弱だったサプライチェーン体制が改善、安定化しつつあることなどもポジティブに捉えているようだ。


セルソース<4880>:1488円(+109円)
大幅反発。累計約30万人の会員を持つオンラインピル診療サービス「メデリピル」を展開するmederi株式会社との間で、同社が提供する卵子凍結保管受託サービス「卵子凍結あんしんバンク」を共同で推進することを目的とした業務提携契約を締結したと発表している。大規模な女性会員ネットワークを持つ企業であり、同社サービスのアプローチ拡大に直結していくとの期待感が先行。


ツムラ<4540>:3266円(+500.5円)
大幅続伸。2024年度薬価改定の影響についての一部アンケート調査において、同社は改定品目の単純平均ベースで24%の大幅引き上げを受けることが明らかになったと、一部の専門紙が伝えている。なお、厚生労働省では5日に、4月1日付で実施する2024年度薬価基準改定を告示しており、薬剤費ベースで見た場合の改定率はマイナス4.67%となっているもよう。


アインHD<9627>:5246円(+700円)
ストップ高。前日に提出された大量保有報告書によると、オアシスマネジメントが9.60%を保有する大株主になったことが明らかになっている。保有目的は、ポートフォリオ投資および重要提案行為とされている。オアシスは香港に拠点を置くヘッジファンドで、物言う株主として存在感が強い。ツルハHDとウエルシアHDの経営統合に関連して、保有するツルハ株をイオンに譲渡することにもなっている。


三井ハイテク<6966>:9362円(+821円)
大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。24年1月期営業利益は従来予想の160億円から181億円、前期比19.9%減にまで引き上げ。自動車業界において電動車関連の需要が堅調に推移し、電機部品事業においては想定通りの推移となっているもよう。為替円安の影響なども収益の押し上げ要因となったようだ。第3四半期までは計画線の推移と見られた中、業績上振れをストレートに評価の動きが先行へ。


スマレジ<4431>:2465円(+228円)
大幅に4日ぶり反発。クラウドPOSレジ「スマレジ」の2月現在の有料プラン登録店舗数が前月比707店増の3万4995店だったと発表している。前月(347店増)から伸びが加速した。内訳を見ると、上位プラン「プレミアムプラス」が285店増の1万2097店(前月は140店増)、小売・アパレル向けの「リテールビジネス」が172店増の1万0061店(同93店増)。無料プランを含むアクティブ店舗数は4万2435店(前月4万1809店)に増加した。


モビルス<4370>:515円(+46円)
一時ストップ高。テクマトリックス<3762>がモビルス株119万6124株を筆頭株主のラン・ホアン氏から取得すると発表している。異動後のテクマトリックスの議決権保有割合は29.55%で筆頭株主となり、モビルスは持分法適用会社となる。株式譲渡を受けて締結済みの資本業務提携契約の内容を一部変更し、テクマトリックスから取締役候補者1名を受け入れる予定。


ブロードマインド<7343>:1548円 カ -
ストップ高買い気配。10カ年の中期経営計画を策定し、34年3月期の売上高目標を200.00億円(24年3月期予想は53.00億円)、営業利益率目標を20%超(同14.2%)にしたと発表している。また、これまで配当性向30%を目指すとしていた配当方針を変更し、25年3月期から27年3月期まではグループキャッシュマネジメントの徹底を前提に配当性向100%を目標に配当を実施するとしている。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 注目銘柄ダイジェスト(前場):ツムラ、アインHD、スマレジなど