*14:15JST 日経平均VIは上昇、株価下落するも高値警戒感は継続 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比+0.88(上昇率4.52%)の20.36と上昇している。なお、今日ここまでの高値は20.37、安値は19.60。

昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。日経225先物は昨日までの4日続落で2050円上昇しており、短期的な過熱感が強くなっていた。こうした中、今日は日経225先物が反落しているものの下値が堅く、市場では高値警戒感は緩和せず、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが継続し、日経VIは概ね昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

<SK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均VIは上昇、株価下落するも高値警戒感は継続