*16:05JST 日経VI:低下、高値警戒感が後退 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は24日、前日比-1.34(低下率6.36%)の19.72と低下した。なお、高値は19.92、安値は19.09。昨日の米株式市場でダウ平均が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。日経225先物は、昨日は小幅に下落したものの、年初来、昨日まで3120円上昇しており、短期的な過熱感が強まっていた。こうした中、今日は取引開始後も日経225先物がマイナス圏での推移となったことから、高値警戒感がやや後退し、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩み、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移し、不安心理の高まった状態の基準とされる20を下回って本日を終えた。終値で20を下回るのは1月10日以来。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

<SK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 日経VI:低下、高値警戒感が後退