*07:23JST NY為替:米インフレ持続も利下げ確率変わらず、ドルは乱高下 11日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円14銭から146円41 銭まで上昇し、145円30銭で引けた。米12月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想を上回ったほか、新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の底堅さが確認され早期の米利下げ観測後退で金利上昇に伴うドル買いが加速した。その後、30年債入札の堅調な結果を受けて金利が再び低下に転じるとドル買いも後退した。

ユーロ・ドルは1.0996ドルへ上昇後、1.0930ドルまで下落し、1.0973ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がデータでインフレの軌道確認できれば利下げ開始は可能との言及を受け、戻り高値からはECBの早期利下げ観測を受けたユーロ売りも強まった。ユーロ・円は160円18銭へ上昇後、159円42銭へ反落。ポンド・ドルは1.2772ドルから1.2690ドルまで下落。ドル・スイスは0.8491フランから0.8566フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米インフレ持続も利下げ確率変わらず、ドルは乱高下