*08:11JST 今日の為替市場ポイント:日銀金融政策決定会合の結果判明を待つ状況 18日のドル・円は、東京市場では142円46銭から142円07銭まで下落。欧米市場では142円24銭から143円16銭まで上昇し、142円82銭で取引終了。本日19日のドル・円は主に142円台で推移か。日本銀行金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決まった場合、ドルは底堅い動きを維持する見込み。

日銀はこれまでに長期金利の上限について1.0%をめどとする形に修正しており、今回は長短金利操作の撤廃やマイナス金利の解除について議論されるとみられていた。市場参加者の間では解除に踏み切るのは次回以降になるとの見方が多いようだ。日銀植田総裁は賃金の上昇について不確実性が高いとの見方を変えていないため、今回の会合で金融緩和策の大幅な修正が行われる可能性は低いとみられる。金融政策の現状維持が決まった場合、リスク選好的な円売りが一時的に強まる可能性がある。ただし、金融正常化に向けて日銀声明や植田総裁の記者会見を通じて何らかの示唆を市場に伝えることはあり得るため、市場参加者の多くは植田総裁の記者会見を注目しているようだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:日銀金融政策決定会合の結果判明を待つ状況