*23:25JST 【市場反応】米11月CPI、鈍化基調もFRBの目標には遠く、ドル売り買い交錯 米労働省が発表した11月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.1%と、予想外に10月0.0%から伸びが拡大した。前年比では+3.1%と、予想通り10月+3.2%から伸びが鈍化し21年3月来で最低の伸びとなった。

連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している燃料や食品を除いたCPIコア指数は前月比+0.3%と、予想通り10月+0.2%から伸びが拡大した。前年比では+4.0%と、予想に一致。10月と同水準の伸びにとどまった。ただ、FRBの目標2%のまだ2倍。

CPIは、FRBの望む正しい軌道を証明するとの見方に米国債相場は一時買われるも、インフレ目標達成には遠いとの見方に再び売られた。米2年債利回りは4.62%へ低下後、4.74%まで上昇。ドル・円は144円74銭へ下落後、145円73銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.0827ドルまで上昇後、1.0773ドルまで反落。

【経済指標】
・米・11月消費者物価指数:前年比+3.1%(予想:+3.1%、10月:+3.2%)
・米・11月消費者物価コア指数:前年比+4.0%(予想:+4.0%、10月:+4.0%)
・米・11月消費者物価指数:前月比+0.1%(予想:0.0%、10月:0.0%)
・米・11月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.3%、10月:+0.2%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米11月CPI、鈍化基調もFRBの目標には遠く、ドル売り買い交錯