*05:10JST 11月29日のNY為替概況 29日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円90銭まで上昇後、147円08銭まで反落し、引けた。

米7-9月期国内総生産(GDP)改定値が速報値から予想以上に上方修正され21年10-12月来で最大の伸びを記録したためドル買いが優勢となった。しかし、市場が来年上半期の利下げを織り込んだほか、メスター・クリーブランド連銀総裁の発言「今後のデータ評価する上で政策は良い位置」や、米地区連銀経済報告(ベージュブック)で経済活動が前回報告以降に減速したと報告されるとドル売りが再開。

ユーロ・ドルは1.0960ドルまで下落後、1.0994ドルへ反発し、引けた。独11月消費者物価指数速報値の予想以上の伸び鈍化を受け金利先高観が後退しユーロ売りが優勢となった。

ユーロ・円は162円20銭から161円52銭まで下落。日欧金利差拡大観測が後退した。

ポンド・ドルは1.2665ドルへ下落後、1.2727ドルまで上昇。

ドル・スイスは0.8773フランから0.8720フランまで下落した。

【経済指標】
・米・10月前渡商品貿易収支:-898億ドル(予想‐865億ドル、9月―868億ドル←858億ドル)
・米・10月卸売在庫速報値:前月比‐0.2%(予想:+0.2%、9月:+0.1%←+0.2%)
・米・7-9月期GDP改定値:前期比年率+5.2%(予想:+5.0%、速報値:+4.9%)
・米・7-9月期個人消費改定値:前期比年率+3.6%(予想:+4.0%、速報値:+4.0%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11月29日のNY為替概況