*08:29JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利反発でドル売り縮小の可能性も 6日のドル・円は、東京市場では149円34銭から149円73銭まで反発。欧米市場では149円38銭から150円08銭まで上昇し、150円07銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に150円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の反発を受けてリスク回避的なドル売り・円買いは縮小する可能性がある。

報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事は11月6日、米長期債利回りの上昇について、「目先の政策金利の上昇期待が長期金利の上昇を引き起こしているようにはみえない」と述べた。また、金融の安定性について、「銀行システムは春に顕在化したストレスを乗り越え全体として健全で回復力がある」との見方を伝えた。クック理事は当面の金融政策について言及しなかったようだ。

市場参加者の間からは「クック理事の発言は追加利上げの可能性を高めるものではなく、政策金利は長期間据え置きとなる可能性があることを示唆している」との声が聞かれた。直近発表の米雇用統計は市場予想を下回る内容だったが、FRBはインフレ撲滅に前向きなスタンスを堅持している。将来的には米国経済の減速が予見されているものの、現時点で利下げ開始時期を予想することは難しい。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利反発でドル売り縮小の可能性も