*08:20JST 今日の為替市場ポイント:米国株高を受けてドルは下げ渋る可能性 24日のドル・円は、東京市場では149円79銭から149円32銭まで下落。欧米市場では149円35銭から149円93銭まで反発し、149円89銭で取引終了。本日25日のドル・円は主に149円台で推移か。米国株高を受けてドルは下げ渋る可能性がある。

24日のニューヨーク外為市場では主要通貨に対するドル買いが優勢となった。米S&Pグローバルがこの日発表した10月総合PMI速報値は51.0と市場予想を上回ったことが要因。米長期金利は低下したものの、良好な米経済指標を好感したドル買いが観測された。ユーロ圏の10月総合PMI速報値は9月実績を下回る46.5に低下しており、ユーロ圏の経済情勢はやや悪化していることもドル買いにつながった。

また、国連のグテレス事務総長はパレスチナ自治区ガザでの明白な国際人道法違反に対する懸念を表明し、民間人の保護を訴えたことや、戦闘の一時的な停止に向けた動きが拡大していることも材料視されたようだ。ただ、事態の進展については予断を許さない状況が続いているため、リスク選好的な為替取引がただちに拡大する可能性は低いとの見方は依然として多いようだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米国株高を受けてドルは下げ渋る可能性