*13:41JST 米国株見通し:下げ渋りか、好業績銘柄の買戻しに期待 (13時30分現在)

S&P500先物      4,296.50(-6.50)
ナスダック100先物  14,845.75(-44.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は20ドル安。長期金利は高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


19日の主要3指数は軟調。プラスを維持できず終盤の下げ幅拡大でナスダックとS&Pは3日続落、ダウは250ドル安の33414ドルと2日連続で値を下げた。連邦準備制度理事会(FRB)当局者から目先の利上げに慎重な意見が聞かれた一方で、パウエル議長は一段の引き締めが正当化される可能性があると発言。タカ派的な政策の長期化に思惑が広がると長期金利は騰勢を強め、ハイテクをはじめと幅広い売りが相場を圧迫した。


本日は下げ渋りか。FRBの引き締め政策について長期化の見方が広がり、高水準の長期金利を手がかりに売られやすい地合いが続く。一方、パレスチナ攻撃を激化させるイスラエルに対し中東各地で抗議活動が拡大しており、週末に向け持ち高調整の売りも予想される。ただ、今週発表された経済指標はおおむね堅調だったが、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は低調。金利高一服なら、割安銘柄への買戻しが相場を支えるだろう。


<TY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、好業績銘柄の買戻しに期待