*06:25JST NY株式:NYダウは288ドル高、雇用統計受けソフトランディング期待強まる(6日) 米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は288.01ドル高の33,407.58ドル、ナスダックは211.51ポイント高の13,431.34で取引を終了した。

9月雇用統計の強い雇用の伸びを受けて追加利上げ観測を受けた金利の上昇を嫌気し寄り付き後、大幅下落。その後、失業率が予想を上回ったほか賃金の伸びが鈍化したことを受けて金利の上昇も限定的となるに連れてハイテクを中心に買戻しが強まり、相場は上昇に転じた。同時に、ソフトランディング期待を受けた買いも強まり、終盤にかけて上げ幅を大幅拡大し終了。セクター別ではソフトウエア・サービスやメディア・娯楽が上昇した一方で、電気通信サービスは下落した。

独立系の石油・ガス採鉱生産会社のパイオニア・ナチュラル・リソーシズ(PXD)は石油会社のエクソン(XOM)が同社を買収するとの観測報道を受けて大幅高。エクソン(XOM)は売られた。製薬会社のイーライリリー(LLY)は同社の肥満治療薬が収益拡大をけん引していくとアナリストが目標株価を引き上げ、上昇。自動車メーカーのゼネラルモーターズ(GM)やフォード(F)は自動車労組(UAW)が交渉に進展があると楽観的見方を示しスト拡大を発表しなかったためスト終了期待にそれぞれ堅調に推移した。エンターテインメントのディズニー(DIS)や化粧品メーカーのe.l.f.ビューティー(ELF)はアナリストの投資判断引き上げでそれぞれ上昇。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は一時19.93まで上昇。その後、17.25まで下落する荒い展開となった。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは288ドル高、雇用統計受けソフトランディング期待強まる(6日)