*08:24JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆新たなユーロ買い材料が提供されない場合、上げ渋る状態がしばらく続く可能性 ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による追加利上げ後に159円76銭(2023/8/30)まで上昇。域内景気の悪化を警戒してリスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。現時点で欧州中央銀行(ECB)による早期利下げの思惑は広がっていないが、新たなユーロ買い材料が提供されない場合、ユーロ・円は上げ渋る状態がしばらく続く可能性がある。

【ユーロ売り要因】
・ECBの利上げは9月が最後となる可能性
・インフレ高止まり、ユーロ圏経済の減速懸念
・日本の円安是正介入に対する警戒感

【ユーロ買い要因】
・原油高
・ドイツなどユーロ圏諸国のインフレ率は高止まりの可能性
・日欧金利差は一定の水準を維持する見込み


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆新たなユーロ買い材料が提供されない場合、上げ渋る状態がしばらく続く可能性