*13:29JST 米国株見通し:下げ渋りか、割安感から買戻しに期待 (13時20分現在)

S&P500先物      4,310.00(-3.50)
ナスダック100先物  14,721.75(-17.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は30ドル安。長期金利は高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


27日の主要3指数はまちまち。後半の持ち直しでナスダックとS&Pは反発も、ダウは68ドル安の33550ドルと続落で終えた。原油相場が強含み、インフレ再加速への警戒感が広がった。予想外に堅調だった耐久財受注は連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め方針を後押しし、長期金利は騰勢を強めた。序盤の買いは続かず、売りに押される展開に。一方、難航している議会の予算協議を見極めるムードで指数は大幅安を回避した。


本日は下げ渋りか。原油相場の高止まりを背景とした金融引き締め継続の見方から、全般的に買いは入りづらい展開となりそうだ。今晩発表の新規失業保険申請件数は前週から増加が予想されるものの、8月半ば以降は予想よりも強い内容が続き、雇用情勢の好調さが示されれば金利高・株安につながりやすい。ただ、ダウは約4カ月ぶりの安値圏に下げ、割安感による買戻しが期待される。月末のフローが下げを抑える可能性もあろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、割安感から買戻しに期待