*13:33JST 米国株見通し:下げ渋りか、目先のインフレ指標を見極め (13時20分現在)

S&P500先物      4,322.25(+7.50)
ナスダック100先物  14,736.25(+21.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は40ドル高。長期金利は失速し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


26日の主要3指数は反発。下げ幅を拡大する展開となり、ダウは388ドル安の33618ドルと前日回復した34000ドルを再び割り込んだ。この日発表された新築住宅販売件数と消費者信頼感指数の景気関連指標が予想外に悪化。ただ、原油相場の高止まりで金融引き締め継続への思惑が長期金利を押し上げ、ハイテクを中心に売りが強まった。また、議会の予算協議が難航するなか、政府機関の閉鎖を懸念した売りも指数を下押しした。


本日は下げ渋りか。バイデン大統領が4割の賃上げを求める全米自動車労働組合(UAW)側の要求を支持しており、今後の賃金インフレに思惑が広がりやすい。政府機関の閉鎖も引き続き懸念要因。また、コストコの決算発表が市場予想を下回り、消費関連が注目される。ただ、週末のコアPCE価格指数は前年比で鈍化が予想され、内容を見極めるムードが広がれば過度な売りを抑制しよう。月末のフローが相場を支える可能性も想定される。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、目先のインフレ指標を見極め