*08:05JST 今日の為替市場ポイント:米年内追加利上げを想定してドルは底堅い動きを保つ可能性 20日のドル・円は、東京市場では147円69銭から148円17銭まで上昇。欧米市場では147円48銭まで売られた後、148円36銭まで反発し、148円34銭で取引終了。本日21日のドル・円は主に148円台で推移か。米年内追加利上げの可能性は残されており、長期金利は上昇していることから、目先的にドルは底堅い動きを保つ可能性がある。

今回のFOMC会合で政策金利(FFレート)の誘導目標水準は予想通り据え置きとなったが、FOMCが公表した2024年と2025年の政策金利見通しは6月時点の予測と比べて0.5ポイント引き上げられた。また、2023年と2024年の経済成長見通しは上方修正されており、追加利上げの予想は妥当であることが示された。インフレ目標の早期達成は難しくなっており、利下げ開始の時期は2024年後半頃になるようだ。為替については年内追加利上げの可能性があることから、ドルは主要通貨に対して底堅い動きを保つとみられる。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米年内追加利上げを想定してドルは底堅い動きを保つ可能性