*04:10JST 9月1日のNY為替概況 1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円45銭へ下落したのち、146円29銭まで上昇し、引けた。

米8月雇用統計で失業率の上昇や賃金鈍化が明らかになり、労働市場のひっ迫緩和がさらに証明されたため米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退し金利低下に伴いドル売りに拍車がかかった。しかし、その後に発表された8月ISM製造業景況指数や8月製造業PMI、7月建設支出が予想を上回ったため利上げ観測も再燃し、金利が上昇に転じドル買いが再開した。

ユーロ・ドルは、1.0882ドルまで上昇後、1.0778ドルまで下落し、引けた。

ユーロ・円は157円06銭まで下落後、157円91銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.2713ドルまで上昇後、1.2577ドルまで下落した。英中銀の9月の金利据え置き観測を受けたポンド売りが上値を抑制した。

ドル・スイスは0.8795フランまで下落後、0.8864フランまで上昇。

[経済指標]
・米・8月失業率:3.8%(予想:3.5%、7月:3.5%)
・米・8月非農業部門雇用者数:+18.7万人(予想:+17.0万人、7月:+15.7万人←+18.7万人)
・米・8月平均時給:前年比+4.3%(予想:+4.3%、6月:+4.4%)
・米・7月建設支出:前月比+0.7%(予想:+0.5%、6月:+0.6%←+0.5%)
・米・8月ISM製造業景況指数:47.6(予想:47.0、7月:46.4)
・米・8月製造業PMI改定値:47.9(予想:47.0、速報値:47.0)


<KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 9月1日のNY為替概況