*08:11JST 今日の為替市場ポイント:米国金利の先高観は後退せず 21日のドル・円は、東京市場では145円15銭から145円63銭まで反発。欧米市場では145円44銭から146円40銭まで上昇し、146円23銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に146円台で推移か。米国金利の先高観は後退していないため、ドルは底堅い動きを保つ可能性がある。

21日の米国債市場で債券利回りは全般的に上昇。2年債利回りは節目の5%を若干上回った。10年債と30年債の利回りも強い動きとなり、30年債利回りは一時4.47%近辺と2011年4月以来の高い水準を記録した。市場参加者の間からは「米国のインフレ率は低下傾向にあるが、絶対水準は高止まりしていることが問題」、「原油価格の下げ止まりもインフレ圧力を高めている一因」との声が聞かれている。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演が今週25日に予定されているが、その場でインフレ抑制の必要性を強調した場合、年内追加利上げを想定して主要通貨に対するリスク選好的なドル買いが強まる可能性がありそうだ。

<CS>
情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米国金利の先高観は後退せず