*06:44JST NY為替:伊政府は銀行の追加課税案一部撤回、ユーロ強含み 9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円25銭から143円75銭まで上昇し、143円68銭で引けた。イタリア政府による銀行への追加課税を巡る警戒感の緩和でリスク回避の円買いが後退。米国の消費者物価(CPI)の発表を控えてドルは底堅く推移した。

ユーロ・ドルは、1.0962ドルへ弱含んだのち1.0995ドルまで上昇し、1.0972ドルで引けた。イタリア政府が銀行の超過利潤に課す新税の一部撤回を発表し、市場の混乱収拾に努めたためユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は157円25銭から157円90銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2751ドルから1.2712ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8783フランへ上昇後、0.8750フランまで反落した。

<MK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:伊政府は銀行の追加課税案一部撤回、ユーロ強含み