*00:45JST NY外為:ユーロやポンド売り強まる、景気減速懸念に追加利上げ観測後退 NY外為市場ではユーロやポンド売りが強まった。英国では7月製造業、サービス業PMI速報値がそれぞれ予想以上に悪化、さらに、ユーロ圏の7月製造業、サービス業PMIも予想以上に落ち込んだため、景気減速懸念にそれぞれ追加利上げ観測が後退した。欧州中央銀行(ECB)は今週予定している定例理事会で0.25%の追加利上げに踏み切る見通し。前会合ではラガルド総裁が断固としたインフレ制御の姿勢を示したため一時9月の追加利上げも織り込まれた。しかし、一部タカ派メンバーが利上げに慎重な姿勢を示したため9月の利上げは今後のデータ次第との見方が強まりつつある。

ユーロ・ドルは1.1104ドルから1.1070ドルまで下落。ユーロ・円は156円24銭まで下落し日中安値を更新後も156円44銭で戻りが鈍い。ポンド円は181円29銭から180円77銭まで下落した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ユーロやポンド売り強まる、景気減速懸念に追加利上げ観測後退