*13:56JST 米国株見通し:伸び悩みか、企業決算で金融に注目 (13時30分現在)

S&P500先物      4,540.50(-3.00)
ナスダック100先物  15,720.50(+9.00)


米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は60ドル安。長期金利は弱含み、本日の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。


13日の主要3指数は4日続伸。序盤の堅調地合いを維持し、ダウは47ドル高の34395ドルと上値を伸ばした。この日発表された生産者物価指数(PPI)はコア指数も含め、前年比と前月比で伸びが鈍化しインフレ鎮静化を示した。また、新規失業保険申請件数の予想よりも強い内容が好感され、全般的に買いが入りやすい地合いに。特に、長期金利の低下を背景にアルファベットやエヌビディアなど主力ハイテク銘柄が選好され、相場を支えた。


本日は伸び悩みか。今月25-26日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、利上げ再開はほぼ織り込み済み。ただ、物価高の抑制により連邦準備制度理事会(FRB)の年2回の引き締め長期化観測が後退するなか、今晩のミシガン大学消費者信頼感指数の期待インフレ率が低下すれば金利安を背景に買いが入りやすい地合いとなりそうだ。一方、企業決算が本格化するなか、JPモルガンやシティなど金融が注目され、指数に寄与する可能性があろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:伸び悩みか、企業決算で金融に注目