*13:38JST 米国株見通し:底堅い値動きか、インフレ鎮静化なら買戻し (13時30分現在)

S&P500先物      4,476.25(+2.75)
ナスダック100先物  15,283.00(+23.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル安。長期金利は下げ渋り、本日の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。


11日の主要3指数は続伸。上げ幅を徐々に拡大し、ダウは317ドル高の34261ドルと前日よりも堅調地合いを強めた。連邦準備制度理事会(FRB)当局者からインフレ抑止に前向きな見解が示され、今月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ再開はほぼ織り込み済み。ただ、足元のインフレ指標から先行きの鈍化が見込まれるため、長期金利の上昇は抑制されやすい。週後半の企業決算を控え、業績回復の期待される銘柄に買いが集まった。


本日は底堅い値動きか。今晩発表の消費者物価指数(CPI)は前年比+3.1%と、前回の+4.0%から大きな鈍化が予想される。コア指数も前回の+5.3%から+5.0%に低下する見通し。FRB当局者は年2回の利上げの方針でほぼ一致しているもようだが、引き締め方針を弱める内容となれば、売りは後退しそうだ。また、個別の企業業績をにらみ、金利安が進めばハイテク関連が買いを集める。また、消費関連も注目され、指数に寄与する可能性があろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:底堅い値動きか、インフレ鎮静化なら買戻し