*06:40JST NY為替:安全逃避のドル買い優勢、英欧のリセッション懸念強まる 23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、142円72銭へ下落後、143円87銭まで上昇し、143円75銭で引けた。英欧の経済指標が冴えずリセッション懸念が強まり欧州相場動向に連れ米金利低下に伴うドル売り優勢となった。その後、米6月製造業PMI速報値は予想以上に鈍化したが、6月サービス業PMI速報値は前月から悪化も予想を上回ったほか米6月カンザスシテイ連銀サービス業活動も改善し、他国に比べて米国経済が比較的堅調との見方にドル買いが再開。

ユーロ・ドルは、1.0875ドルから1.0902ドルまで強含み、1.0894ドルで引けた。ユーロ圏やドイツの6月製造業、サービス業PMIが予想以上に悪化し景気後退懸念を受けたユーロ売りが上値を抑えた。ユーロ・円は155円50銭から156円57銭まで上昇。日欧金利差拡大観測にユーロ買い・円売りが継続。ポンド・ドルは、1.2736ドルへ強含んだのち、1.2690ドルまで反落。英中銀の大幅利上げに伴いスタグフレーション懸念に伴うポンド売りが継続。ドル・スイスは0.8946フランへ下落後、0.8986フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:安全逃避のドル買い優勢、英欧のリセッション懸念強まる