*06:56JST NY為替:日本当局の円安けん制や中国経済低迷で円反発 20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、141円75銭へ上昇後、141円21銭まで下落し、141円43銭で引けた。米5月住宅着工件数や住宅建設許可件が予想を上回ったため年内の利上げ再開の思惑に金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、根強い日本の当局による円売り是正の介入警戒感を受けた円の買戻しやパウエル議長の議会証言を控えた利食いのドル売りに押された。

ユーロ・ドルは、1.0936 ドルから1.0893ドルまで下落し、1.0917ドルで引けた。ドイツのPPIの伸びが2年ぶり最低となったためユーロ売りが優勢となった。同時に欧州中央銀行(ECB)の9月追加利上げ観測も根強く、下値も限定的となった。ユーロ・円は154円68銭から154円05銭まで下落。中国経済成長への悲観的見方でリスク回避の円買いが優勢となったほか、日欧金利差拡大観測に伴うユーロ売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2714ドルまで下落後、1.2768ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8965フランから0.9001フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:日本当局の円安けん制や中国経済低迷で円反発