*06:35JST NY債券:米長期債相場は続落、リスク回避の債券買いは一部にとどまる 19日の米国長期債相場は続落。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は次回6月13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて「追加の金融引き締めがどの程度適切かについて決定したわけではない」との見方を伝えたことから、債券利回りは一時弱含みとなった。連邦債務上限引き上げへの期待は残されており、リスク回避の債券買いは一部にとどまった。

CMEのFedWatchツールによると、19日時点で6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%となる確率は83%程度で0.25ポイントの利上げ確率は17%程度。7月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%となる確率は80%程度。0.25ポイントの利上げ確率は19%程度。10年債利回りは3.617%近辺から3.719%近辺まで上昇した後、一時3.635%近辺まで反落したが、取引終了時点にかけて3.673%近辺で推移した。

イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は-58.80bp近辺、2-30年は-33.40p近辺で引けた。2年債利回りは4.27%(前日比:+2bp)、10年債利回りは3.67%(前日比+2bp)、30年債利回りは、3.93%(前日比:+3bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は続落、リスク回避の債券買いは一部にとどまる