*06:21JST NY為替:米1-3月期GDP価格指数の伸び加速で追加利上げ観測再燃 27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円24銭まで下落後、134円20銭まで上昇し、133円95銭で引けた。1-3月期国内総生産(GDP)速報値が10-12月期から予想以上に減速したため利上げ停止観測受け一時金利が低下しドル売り優勢となった。しかし、同期GDP価格指数やコアPCE速報値が予想以上に伸びが加速し高インフレが根強い証拠となったほか、週次新規失業保険申請件数も予想外に減少し労働市場の強さも示され追加利上げ観測に伴うドル買いが再燃した。日銀の金融緩和維持を織り込む円売りも加速。

ユーロ・ドルは、1.1056ドルから1.0992ドルまで下落し、1.1028ドルで引けた。ユーロ・円は147円15銭まで下落後、147円79銭まで反発。金融不安を受けたリスク回避の円買いが強まったのち、日銀の金融政策決定会合で緩和策据え置きを織り込む円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2498ドルまで上昇後、1.2437ドルまで反落し再び1.2499ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.8921フランまで下落後、0.8976フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米1-3月期GDP価格指数の伸び加速で追加利上げ観測再燃