Suiエコシテムのユーザーホームベースを目指すウォレット「Ethos」
FISCO 2023年04月12日 17:00:00
*17:00JST Suiエコシテムのユーザーホームベースを目指すウォレット「Ethos」 以下は、フィスコ・マーケットレポーターのタマラ・ソイキナ（ツイッター@web3tama / 以下、タ）が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年4月12日に執筆
近年、日本の暗号資産取引所では新しいブロックチェーンプロジェクトが上場する事例が増えてきました。日本ではあまり知られていなくても、世界的に大きなコミュニティを持ち、将来性のある野心的なプロジェクトは多くあります。
今回は、新興レイヤー1ブロックチェーンの一つであるSuiのメインストリームウォレットを構築するEthos WalletのCEO兼共同創業者、ナディア・エルディブ氏（以下、ナ）にインタビューの機会をいただきました。
タ「まずプロジェクトについて簡単に紹介していただけますか？」
ナ「Ethosは、Suiブロックチェーン上の、web3ユーザーのためのホームベースとして再構築されたスーパーアプリ『ウォレット』です。他のウォレットとは異なり、私たちは、Web3ユーザーがDappsを見つけ、エンゲージするためのシンプルで統合された体験を提供することに焦点を当てています。開発者にとっては、ユーザーにクリプトウォレットのセットアップや資金移動をさせることなく、より多くの新規のWeb3ユーザーにアプローチできるようになります。現在では、Sui Devnetの最初のサードパーティアプリケーションから、オーガニックに10万人以上のユーザーを獲得するまでに成長しました。また開発者向けのEthosConnectキットをリリースしてから、当社のウォレットインフラは、SuiNS、KriyaDEX、いくつかのNFTプロジェクトやマーケットプレイスなど、他のトップSuiプロジェクトで使用されており、11月のリリース以来、4,000以上のNPMダウンロードを記録しています。
タ「Ethosは、既存のウォレットのどのような課題を解決しますか？」
ナ「私たちが最初にSuiに注目した理由は、開発者とエンドユーザーの両方にとって、より安全で使いやすい、よりパフォーマンスの高いブロックチェーンとなる可能性を感じたからです。これは、並列実行とオブジェクト中心のデータモデルを使用する新しいスマートコントラクト言語であるSui Moveにより、開発者が書く必要のあるコードを減らしながら、より創造的なアプリ開発ができるようになるということです。しかし、ウォレットはメインストリームへの普及を妨げています。暗号資産の取引をサポートすることを主として構築されており、より堅牢で動的なアプリケーションとは言えません。メタマスクはUI/UXの先例を作り、他のほとんどのウォレットはそれを踏襲しています。
私たちは、より多くのユーザーとアプリケーションをサポートするためにはウォレットは再発明される必要があると考えており、そのためにEthosをSuiのスーパーアプリとして構築しています。」
タ「今年初めには、資金調達に成功しましたね。」
ナ「はい、Boldstart Venturesと Gumi Cryptos Capitalが共同でリードしたラウンドで、チームは$4.2Mのシード資金調達に成功しました。ラウンドに参加した他の投資家には、Mysten Labsをはじめとしたブロックチェーン分野のリーダーたちが含まれています。」
タ「このベアマーケットで大きな資金調達をできるのは凄いことですね。Ethosチームはどのようなメンバーで構成されているのでしょうか？」
ナ「Ethosの共同創設者である私とジャレッドは、ユーザーフレンドリーな消費者および開発者向け製品の構築にキャリアを費やしてきました。私たちはサウスパークコモンズの創業者フェローシップで初めて出会い、そこで第1回クリプトハッカソンに優勝したチームの一員でした。以前、私はLyftで新規ライダー向け製品に携わり、Bikes & Scootersの創設チームメンバーを務めました。ジャレッドは、Pivotal Labsのボストンオフィスを立ち上げたり、テックファウンダーを歴任しています。
Web3で一緒に、Suiを知る前に、イーサリアムのエコシステムで複数のバイラルコンシューマー製品を作りました。ブロックチェーンは強力な可能性を秘めた技術ですが、ユーザーフレンドリーなアプリケーション、特により創造的なユースケースを作り、対話することができるようになるには、構築者と消費者の両方として制約があると感じていました。」
タ「現在主に取り組んでいる事は何ですか？」
ナ「Ethosのロードマップのスニークピークを共有するために、私たちは現在ユーザーお気に入りのSuiアプリとモバイルウォレットと開発者ツールに充実した再設計されたブラウザベースのウォレットエクスプローラーに取り組んでいます。ウォレットプロバイダーとして、統合された魅力的なアプリをサポートし、エンドユーザーとのやり取りをより透明で安全なものにし、Suiを体験するためのホームベースを作り上げようとしています。より多くの開発者が素晴らしいSuiアプリや体験を作り、より多くの消費者がこれらのアプリケーションを発見し利用できるよう、最高の基盤を提供したいと考えています。」
＜TY＞
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※2023年4月12日に執筆
近年、日本の暗号資産取引所では新しいブロックチェーンプロジェクトが上場する事例が増えてきました。日本ではあまり知られていなくても、世界的に大きなコミュニティを持ち、将来性のある野心的なプロジェクトは多くあります。
今回は、新興レイヤー1ブロックチェーンの一つであるSuiのメインストリームウォレットを構築するEthos WalletのCEO兼共同創業者、ナディア・エルディブ氏（以下、ナ）にインタビューの機会をいただきました。
タ「まずプロジェクトについて簡単に紹介していただけますか？」
ナ「Ethosは、Suiブロックチェーン上の、web3ユーザーのためのホームベースとして再構築されたスーパーアプリ『ウォレット』です。他のウォレットとは異なり、私たちは、Web3ユーザーがDappsを見つけ、エンゲージするためのシンプルで統合された体験を提供することに焦点を当てています。開発者にとっては、ユーザーにクリプトウォレットのセットアップや資金移動をさせることなく、より多くの新規のWeb3ユーザーにアプローチできるようになります。現在では、Sui Devnetの最初のサードパーティアプリケーションから、オーガニックに10万人以上のユーザーを獲得するまでに成長しました。また開発者向けのEthosConnectキットをリリースしてから、当社のウォレットインフラは、SuiNS、KriyaDEX、いくつかのNFTプロジェクトやマーケットプレイスなど、他のトップSuiプロジェクトで使用されており、11月のリリース以来、4,000以上のNPMダウンロードを記録しています。
タ「Ethosは、既存のウォレットのどのような課題を解決しますか？」
ナ「私たちが最初にSuiに注目した理由は、開発者とエンドユーザーの両方にとって、より安全で使いやすい、よりパフォーマンスの高いブロックチェーンとなる可能性を感じたからです。これは、並列実行とオブジェクト中心のデータモデルを使用する新しいスマートコントラクト言語であるSui Moveにより、開発者が書く必要のあるコードを減らしながら、より創造的なアプリ開発ができるようになるということです。しかし、ウォレットはメインストリームへの普及を妨げています。暗号資産の取引をサポートすることを主として構築されており、より堅牢で動的なアプリケーションとは言えません。メタマスクはUI/UXの先例を作り、他のほとんどのウォレットはそれを踏襲しています。
私たちは、より多くのユーザーとアプリケーションをサポートするためにはウォレットは再発明される必要があると考えており、そのためにEthosをSuiのスーパーアプリとして構築しています。」
タ「今年初めには、資金調達に成功しましたね。」
ナ「はい、Boldstart Venturesと Gumi Cryptos Capitalが共同でリードしたラウンドで、チームは$4.2Mのシード資金調達に成功しました。ラウンドに参加した他の投資家には、Mysten Labsをはじめとしたブロックチェーン分野のリーダーたちが含まれています。」
タ「このベアマーケットで大きな資金調達をできるのは凄いことですね。Ethosチームはどのようなメンバーで構成されているのでしょうか？」
ナ「Ethosの共同創設者である私とジャレッドは、ユーザーフレンドリーな消費者および開発者向け製品の構築にキャリアを費やしてきました。私たちはサウスパークコモンズの創業者フェローシップで初めて出会い、そこで第1回クリプトハッカソンに優勝したチームの一員でした。以前、私はLyftで新規ライダー向け製品に携わり、Bikes & Scootersの創設チームメンバーを務めました。ジャレッドは、Pivotal Labsのボストンオフィスを立ち上げたり、テックファウンダーを歴任しています。
Web3で一緒に、Suiを知る前に、イーサリアムのエコシステムで複数のバイラルコンシューマー製品を作りました。ブロックチェーンは強力な可能性を秘めた技術ですが、ユーザーフレンドリーなアプリケーション、特により創造的なユースケースを作り、対話することができるようになるには、構築者と消費者の両方として制約があると感じていました。」
タ「現在主に取り組んでいる事は何ですか？」
ナ「Ethosのロードマップのスニークピークを共有するために、私たちは現在ユーザーお気に入りのSuiアプリとモバイルウォレットと開発者ツールに充実した再設計されたブラウザベースのウォレットエクスプローラーに取り組んでいます。ウォレットプロバイダーとして、統合された魅力的なアプリをサポートし、エンドユーザーとのやり取りをより透明で安全なものにし、Suiを体験するためのホームベースを作り上げようとしています。より多くの開発者が素晴らしいSuiアプリや体験を作り、より多くの消費者がこれらのアプリケーションを発見し利用できるよう、最高の基盤を提供したいと考えています。」
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情報提供元： FISCO