*13:56JST 米国株見通し:伸び悩みか、景気減速懸念で買い後退も (13時40分現在)

S&P500先物      3,959.00(+4.75)
ナスダック100先物  12,351.25(+14.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は5ドル高。長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


14日の主要3指数は上昇。終盤にかけて失速したが、ナスダックは続伸、ダウは336ドル高の32155ドルと6日ぶりにプラスへ転じた。シリコンバレー銀行の破たんが他行に波及したが、金融システムリスクの過度な懸念は一服し、前日まで大きく売り込まれた銀行株への買戻しが先行。また、長期金利の極端な上昇は抑制され、ハイテクへの買いも強まった。前週末から続いた売り圧力はいったん弱まり、買戻しが相場を支えた。


本日は伸び悩みか。14日に発表された消費者物価指数(CPI)は前年比で予想と一致し、前回から伸びが鈍化。今晩の生産者物価指数(PPI)が想定通り弱い内容なら、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け利上げ幅拡大への思惑は後退し、買いが入りやすい地合いは続く。金利高が進まなければ、ハイテクを中心に買戻しが期待される。ただ、今晩の小売売上高はマイナスに落ち込むと予想され、景気減速懸念の売りには警戒したい。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:伸び悩みか、景気減速懸念で買い後退も