日経平均は102円安(9時15分現在)。今日の東京株式市場は寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ナスダック総合指数が1.90%上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.12%上昇と、ダウ平均(0.78%)より上昇率が大きかったことを受け、東京市場でハイテク株や半導体関連株に資金が向かいやすかった。一方、外為市場で1ドル=131円00銭台と昨日15時頃に比べ1円20銭台ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、ここ2日間の日経平均が27800円近辺まで上昇すると売りに押される展開となっていることから、短期的な上値余地は限定的との見方もあり、寄付き段階では売り買いが拮抗し、日経平均は小幅に上昇して始まった。寄り後、日経平均は下げに転じた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は102円安、寄り後は下げに転じる