6日のドル・円は、東京市場では132円48銭から131円52銭まで弱含み。欧米市場では131円59銭まで下げた後、132円90銭まで買われており、132円63銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に132円台で推移か。米利上げ長期化の可能性は残されており、目先的にドルは底堅い動きを保つ可能性がある。

6日のニューヨーク市場では、金利高・ドル高の相場展開となった。米アトランタ地区連銀のボスティック総裁はブルームバーグ・ニュースに対して「予想外に好調だった1月雇用統計を受け、米連邦準制度備理事会(FRB)は金利を従来予想以上に引き上げる必要があるかもしれない」と述べたことが意識されたようだ。米国債市場では利上げ長期化観測が再浮上し、2年債などの利回り水準は一段と上昇。市場参加者の間からは「米政策金利は5.25−5.50%まで上昇し、その水準に長期間とどまる可能性がある」との声が聞かれている。ただし、インフレ緩和の可能性は残されており、今後発表されるインフレ関連の経済指標が市場予想を下回った場合、利上げ長期化の思惑は再び後退するとみられる。米政策金利見通しについては予断を許さない状況となったようだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米利上げ長期化を想定してドル買い継続の可能性