米12月製造業受注は前月比+1.8%と、伸びは11月-1.9%からプラスに改善し6月来で最大の伸びとなった。ただ予想を下回った。

米12月耐久財受注改定値は前月比+5.6%と、予想通り速報値から修正なし。変動の激しい輸送用機器除く12月耐久財受注改定値は前月比-0.2%と、速報値-0.1%から予想外に下方修正された。9月来で最低。国内総生産(GDP)の先行指標となる航空機を除く非国防資本財の出荷改定値は前月比-0.6%と速報値-0.4%からさらに下方修正されパンデミックによる経済封鎖直後で過去最低となった2020年4月来で最低。また、2カ月連続のマイナスと冴えない。

ドル買いは一服。ドル・円は128円70-75銭で伸び悩み。ユーロ・ドルは1.0886ドルまで下落後、1.0909ドルへ反発した。

【経済指標】・米・12月製造業受注:前月比+1.8%(予想:+2.3%、11月:-1.9%←-1.8%)・米・12月耐久財受注改定値:前月比+5.6%(予想:+5.6%、速報値:+5.6%)・米・12月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比-0.2%(予想:-0.1%、速報値:-0.1%)・米・12月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比-0.6%(速報値:-0.4%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米12月製造業受注/耐久財受注改定値、予想下回りドル伸び悩む