27日のドル・円は、東京市場で132円64銭から133円17銭まで上昇。欧米市場では132円86銭から133円60銭まで上昇し、133円45銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に133円台で推移か。米長期金利の上昇を意識して、リスク回避的なドル売り・円買いは縮小する可能性がある。

中国政府は、新型コロナウイルスの水際対策を見直し、2023年1月8日から入国後の隔離措置を撤廃すると発表した。中国各地で感染が急拡大しているものの、中国国家衛生健康委員会は新型コロナウイルス感染症の管理対策の分類について、現在の最も厳格な部類から1段階引き下げると発表している。コロナウイルスの病原性が弱まり、徐々に一般的な呼吸器感染症に変化する見通しであると指摘している。一部の市場参加者は「中国当局が全面的な経済再開に踏み切ったことについて慎重に評価すべき」と指摘しているが、新型コロナウイルスの感染抑制のための規制措置が緩和されることは生産活動の拡大につながり、供給制約などの状況が改善されるとの見方が多いようだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇でリスク回避のドル売り縮小も