米10月FHFA住宅価格指数は前月比+0%となった。伸びは9月+0.1%からマイナスに落ち込む予想に反して横ばいとなった。同時刻に発表された米10月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数は前年比+8.64%と、伸びは9月+10.41%から鈍化し20年10月来で最低の伸びとなった。予想は上回った。

事前に発表された米11月卸売在庫は前月比+1.0%。伸びは10月+0.6%から縮小予想に反して拡大し8月来で最大となった。

米11月前渡商品貿易収支は−833億ドル。赤字幅は10月988億ドルから予想以上に縮小し、20年12月来で最小。

住宅価格指数が予想程悪化しなかったほか、卸売り在庫も予想を上回ったためドル買いが優勢となった。ドル・円は133円20銭から133円60銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0636ドルから1.0612ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.2003ドルまで下落。

【経済指標】・米・11月卸売在庫:前月比+1.0%(予想+0.3%、10月+0.6%←+0.5%)・米・11月前渡商品貿易収支:−833億ドル(予想‐967億ドル、10月−988億ドル←‐990憶ドル)・米・10月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+8.64%(予想:+8.00%、9月:+10.41%←+10.43%)・米・10月FHFA住宅価格指数:前月比+0%(予想:-0.7%、9月:+0.1%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米10月FHFA住宅価格指数/S&P20都市住宅価格指数/11月卸売在庫 予想上回りドル買い