12日のドル・円は、東京市場で136円50銭から137円13銭まで上昇。欧米市場では136円62銭から137円85銭まで一段高となり、137円65銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に137円台で推移か。米長期金利の上昇や株高を受けてリスク回避的なドル売りは縮小する可能性がある。

12日のニューヨーク外為市場では主要通貨に対するドル買いが優勢となった。今週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.5ポイントの追加利上げが決まる見込みだが、FOMCスタッフによる最新の経済見通しや、政策金利水準の分布図(ドットチャート)などを巡る思惑でリスク選好的なドル買いが観測された。市場参加者の間からは「今回公表されるドットチャートの中央値について、2023年末は5.125%近辺となる」との声が聞かれている。市場参加者の多くは来年末時点で政策金利は5%を超えていると予想しているが、金利上昇が米国経済に与える影響について精査する必要がありそうだ。そのため、中長期的な為替相場の見通しや長期金利の動向については予断を許さない状況が続くとみられる。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇や株高を受けてリスク回避のドル売り縮小も