NY外為市場でドルは一段高となった。先に発表された米11月ISM非製造業が予想外に改善したことに加えて、ウォールストリートジャーナル(WSJ)紙のFedウォッチャーが賃金の高い伸びにより、FRBは政策金利であるFF金利誘導目標を5%以上へ引上げることを検討することになり、現在市場が織り込んでいる以上に政策金利が上昇する可能性に言及した。ブラックアウト期間のFRBの意向を市場に伝達する手段としてWSJが利用される傾向が強いため注目材料となった。

米国債相場は反落。10年債利回りは3.61 %まで上昇した。

ドル・円は135円00銭から136円67銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0491ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.2164ドルまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル一段高、FRBのピーク金利5%超織り込む、WSJのFEDウォッチャー