米10月中古住宅販売成約指数は前月比‐4.6%と、5カ月連続のマイナスながら9月-8.7%から予想以上に改善した。9月分も-10.2%から上方修正された。

同時刻に発表された米10月JOLT求人件数は1033.4万件と、9月1068.7万件から減少も予想1025.0万件を上回った。

一方、事前に発表された11月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は37.2と10月から改善予想に反し悪化し、パンデミックによる経済封鎖直後でさらに、1982年来で最低を記録した20年5月以来で最低となった。3カ月連続で50割れで活動の縮小。

予想を上回ったJOLT求人件数や中古住宅販売制約指数を受け米国債相場は続落。10年債利回りは3.796%まで上昇し22日来の高水準となった。ドルは11月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)の悪化で一時売られたが、その後上昇。ドル・円は139円00銭へ軟化したのち139円77銭まで上昇し23日来の高値を更新。ユーロ・ドルは1.0400ドルまで上昇後、1.0328ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.2020ドルから1.1939ドルまで下落した。

【経済指標】・米・10月中古住宅販売成約指数:前月比‐4.6%(予想:-5.3%、9月:-8.7%←-10.2%
・米・10月JOLT求人件数:1033.4万件(予想:1025.0万件、9月:1068.7万件←1071.7万件)
・米・11月シカゴ購買部協会景気指数:37.2(予想:47.0、10月:45.2)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米10月中古住宅販売成約指数/JOLT求人件数/11月シカゴPMI、ドル買い強まる