30日午前の東京市場でドル・円は138円50銭台で推移。本日発表された中国の11月製造業PMIと11月非製造業PMIはいずれも市場予想を下回っており、リスク回避的なドル売りが観測された。ただ、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が本日開催の討論会に参加を予定しており、米地区連銀経済報告書が公表されることから、市場参加者の間ではタカ派的な発言が期待されているようだ。引き続き中国本土株式の動向も注目されており、投機的な為替取引がただちに拡大する可能性は低いとみられる。ここまでの取引レンジはドル・円は138円49銭から138円85銭、ユーロ・円は143円17銭から143円60銭、ユーロ・ドルは1.0319ドルから1.0352ドル。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:中国経済指標悪化でリスク回避の円買いが入る