29日のロンドン外為市場のドル・円は、138円41銭から137円88銭まで下落した。中国のコロナ政策をめぐる情勢への懸念は根強いとみられ、米10年債利回りが3.64%台まで低下し、ドル売りが優勢になった。

 ユーロ・ドルは、1.0351ドルから1.0393ドルでもみ合い。ユーロ・円は、143円57銭から143円03銭まで下落した。ドイツ各州の消費者物価指数の伸びが軒並み鈍化しており、ユーロ売り圧力になったとみられる。

 ポンド・ドルは、1.1980ドルから1.2064ドルでもみ合い。ドル・スイスフランは、0.9473フランから0.9524フランまで上昇した。スイスの予想以上の成長減速がフラン売りにつながったもよう。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は138円41銭から137円88銭まで下落