21日の米株式市場でダウ平均は45.41ドル安(−0.13%)、ナスダック総合指数は−1.09%、シカゴ日経225先物は大阪日中比75円高の28045円。為替は1ドル=142.00−10円。米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢の維持が重石となる形で米ハイテク株を中心に下落した流れから、エムスリー<2413>、ラクス<3923>、Sansan<4443>などグロース株に売りが出そうだ。一方、為替の円安進行を背景に三菱自<7211>、マツダ<7261>、SUBARU<7270>などの堅調推移が予想される。また、中国での新型コロナ感染拡大が重石となるものの、サウジアラビアが石油輸出国機構(OPEC)プラスの12月会合に向けて増産を協議しているとの一部報道を否定したことで、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>などの強含みが期待される。個別では、EV急速充電器の整備を発表したENEOS
<5020>、コスタリカでタイヤ生産力増強を発表したブリヂストン<5108>などが評価の動きにつながるか注目される。ほか、新興市場では、28日付けで東証グロース市場から東証プライム市場への鞍替えを発表したメドレー<4480>が、指数連動型のパッシブ資金の流入期待から買われそうだ。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:ENEOSやINPEXなどに注目