15日の米株式市場でダウ平均は56.22ドル高(+0.16%)、ナスダック総合指数は+1.44%、シカゴ日経225先物は大阪日中比45円安の27985円安。為替は1ドル=138.80−90円。冷凍ギョーザなどの値上げを発表した味の素<2802>は食品事業の利益率改善期待が評価されそうだ。ロシア軍のミサイルが北大西洋条約機構(NATO)メンバーであるポーランドに着弾し犠牲者が出たとの報道が伝わっており、地政学リスクが高まる中、味の素を含め、日清食HD<2897>、東洋水産<2875>、NTT<9432>、KDDI<9433>などのディフェンシブ銘柄が買われそうだ。ニチレイ<2871>は自社株買いの発表も支援要因となる。同様の背景から三菱重工<7011>、川崎重工<7012>、IHI<7013>の防衛関連や、日揮HD<1963>、INPEX<1605>などのエネルギー関連、日本農薬<4997>、サカタのタネ<1377>の農産物関連は広くロシアニュース関連として物色される可能性があろう。一方、ナブテスコ<6268>が保有分すべての売却を発表したハーモニック<6324>は需給悪化懸念から軟調が予想される。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:ニチレイや日揮HDなどに注目