欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は「我々の仕事は完了には程遠い」とし、「ECBは景気抑制する金融引き締め域の金利が必要な可能性」と、物価目標を達成するためさらなる引き締めの必要性を訴えた。

デキンドス副総裁も域内のインフレがECBの目標を長期にわたり上回る公算大と指摘。物価・賃金スパイラルリスクが高まると警告した。また、23年上半期のインフレは6%-7%予想。

ユーロ・ドルは米雇用統計発表直後0.9750ドルまで下落後、ECBの追加利上げ観測を受けたユーロ買いに0.9940ドルまで上昇。ユーロ・円は144円41銭から145円83銭まで上昇した。ユーロ・ポンドは0.8730ポンドから0.8784ポンドまで上昇し10月12日来の高値を更新した。


<KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ユーロ堅調、ECBラガルド総裁が追加利上げの必要性を示唆