米労働省が発表した7-9月期雇用コスト指数は前期比+1.2%と、予想通り伸びは1-3月期+1.3%から鈍化し昨年10-12月以来で最低となった。

米商務省が発表した9月個人所得は前月比+0.4%と、予想通り8月と同じ伸びに留まった。
同月個人消費支出(PCE)は前月比+0.6%と、予想に一致。8月分は+0.6%と、+0.4%から上方修正された。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している燃料や食品を除いた米9月コアPCE価格指数は前年比+5.1%と、伸びは8月+4.9%から拡大し3月来で最大の伸びを記録。予想は下回った。

米国債相場は続落。10年債利回りは4.04%まで上昇した。予想にほぼ一致した結果を受けてドル買いも一服。ドル・円は147円11銭から147円84銭まで上昇。ユーロ・ドルは0.9938ドルから0.997ドルへじり高推移。


【経済指標】
・米・7-9月期雇用コスト指数:前期比+1.2%(予想:+1.2%、1-3月期:+1.3%)
・米・9月コアPCE価格指数:前年比+5.1%(予想:+5.2%、8月:+4.9%)
・米・9月個人所得:前月比+0.4%(予想:+0.4%、8月:+0.4%←+0.3%)
・米・9月個人消費支出(PCE):前月比+0.6%(予想:+0.4%、8月:+0.6%←+0.4%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米9月コアPCE価格指数、3月来で最大の伸び、予想は下回る、ドル堅調