25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円93銭から147円52銭まで下落し、147円93銭で引けた。米8月の住宅価格指数や10月リッチモンド連銀製造業指数、10月消費者信頼感指数が軒並み予想を下回る結果を受けて、FRBの利上げペース減速の思惑が強まり、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、2年債入札の低調な結果を受けて長期金利が下げ止まるとドル売りも一段落した。

ユーロ・ドルは0.9860ドルから0.9977ドルまで上昇し、0.9965ドルで引けた。ユーロ・円は146円64銭へ下落後、147円46銭まで上昇。ポンド・ドルは1.1304ドルから1.1499ドルまで上昇。英国のスナク首相が正式に就任し、ハント財務相を再指名したため同国の政局安定期待にポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは1.0032フランから0.9940フランまで下落した。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル・円は一時147円52銭まで下落、米利上げペース減速の思惑強まる