6日のドル・円は、東京市場で144円39銭から144円70銭まで反発。欧米市場では144円57銭まで下げた後、145円14銭まで上昇し、145円14銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に145円台で推移か。日本時間夜に9月米雇用統計の発表を控えており、リスク回避的なドル売り・円買いは縮小する見込み。

6日のニューヨーク外為市場では長期金利の上昇を意識したドル買いが観測されたが、7日発表の9月米雇用統計に対する期待が浮上していることもドル上昇につながったようだ。参考となる9月ADP雇用統計はまずまず良好な内容だったことから、9月の非農業部門雇用者数は25万人程度の増加が予想されているようだ。市場参加者の間では平均時給の上昇率も注目されており、8月実績の前年比+5.2%と同水準となった場合、ドル買い材料になるとの声が聞かれている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:9月米雇用統計発表前でドル売り縮小の可能性