6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円60銭から145円14銭まで上昇し、145円14銭で引けた。先週分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース減速の思惑が広がり一時ドルが軟化したものの、クックFRB理事やミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が高過ぎるインフレ抑制で利上げを継続していく方針を再確認したため長期金利の上昇に伴いドル買いが強まった。

ユーロ・ドルは0.9880ドルから0.9788ドルまで下落し、0.9792ドルで引けた。欧米金利差拡大観測に伴うユーロ売りが再開。ユーロ・円は142円96銭から141円96銭まで下落した。ポンド・ドルは1.1287ドルから1.1114ドルまで下落した。格付け会社が財政悪化の可能性を想定しフィッチも5日、英国の信用格付け見通しを「ネガティブ」に設定したため格下げ懸念にポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.9840フランから0.9914フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:FRB高官のタカ派発言でドル続伸