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大幅高で連日の高値更新。前日に上半期の決算を発表、営業利益は56.2億円で前年同期比29.3%増益となり、従来計画の50.8億円を上回る着地になっている。第1四半期は同4.6%増にとどまり、下振れも警戒されていたとみられるが、6-8月期は同60.7%増と大幅増益の形に。入域観光客数の回復などが背景、今後もインバウンド需要の本格回復によるメリット期待が高まる方向へ。
薬王堂HD<7679>:2589円(+201円)
大幅反発。前日に上半期決算を発表、営業利益は28.2億円で前年同期比6.6%増益となり、従来予想の23.8億円を大きく上回る着地になっている。第1四半期は減益決算でもあったため、想定以上の堅調推移と受けとめられている。通期予想は40.9億円、前期比1.3%増を据え置いているものの、上半期上振れ分は超過が期待される状況にも。厳しい収益状況が見込まれていたドラッグストア業界だが、足元で上振れ決算も散見される格好に。
パーク24<4666>:2072円(+117円)
大幅反発。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は2300円を据え置いている。収益回復の加速や足元の株価推移などを考慮したとしている。リオープニング加速やコスト体質強化の効果継続などで、国内外駐車場やモビリティの業績回復が続くと予想。足元の株価は景気減速懸念などで弱含んでいるものの、同社の駐車場やカーシェア事業は生活密着型ビジネスの要素が強く、景気の影響は限定的とみているもよう。
レーザーテック<6920>:16460円(+855円)
大幅続伸。前日の米国株式市場は反落となったものの、SOX指数は0.9%の上昇となっており、東京市場でも同社をはじめ半導体製造装置関連株の強い動きが目立っている。また、同社に関しては東海東京証券が投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も19000円から20000円に引き上げている。1.4nmの最先端投資がスタートすることなどで中期的な業績拡大に期待としているもよう。
楽天グループ<4755>:688円(+33円)
大幅続伸。みずほFGが傘下のみずほ証券を通じて楽天証券に出資する方針を固めたと報じられている。取得金額は800億円規模とみられ、株式の約2割を取得し持分法適用会社化するもよう。同社が保有する楽天証券株を11月頃にみずほ証券が買い取る形となるようだ。会社側では正式に決定した事実はないが、様々な提携の機会を検討しいていることは事実としている。みずほの信用力と資金力は楽天証券にとって魅力的とされている。
リプロセル<4978>:235円(+24円)
大幅に4日続伸。米カリフォルニア州再生医療機構(CIRM)にリプロセルの臨床用iPS細胞を提供する基本合意書を締結したと発表している。CIRMが推進している複数の再生医療プロジェクトに提供する。今回の新たなパートナーシップ提携で、リプロセルのシードiPS細胞(StemRNA Clinical iPSC Seed Clones)を用いた再生医療製品の開発が世界的に加速することが期待されるとしている。
スマレジ<4431>:1211円(+57円)
大幅に反発。タブレットを利用したクラウドPOSレジ「スマレジ」の9月時点の登録店舗数が前月比1271店増の11万7338店になったと発表している。内訳は、無料プランが892店増の9万1038店、有料プランは379店増の2万6300店。登録店舗数の伸びが前月(986店増)から拡大したことが好感されている。また、最近の株価が下げ渋っており、底打ち感があることも買いにつながっているようだ。
ウェルスナビ<7342>:1432円(+46円)
大幅に5日ぶり反発。千葉銀行<8331>の顧客向けにロボアドバイザー「WealthNavi for 千葉銀行」の提供を開始すると発表している。富裕層や機関投資家が実践する「長期・積立・分散」の資産運用を自動化したもので、スマートフォンやパソコンから5つの質問に答えるだけで運用プランを提案し、資産の状況を確認できる。ロボアドバイザーのさらなる拡販に期待する買いも入っているようだ。 <ST>