日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は5日、前日比-1.06(低下率4.32%)の23.46と低下した。なお、高値は24.11、安値は23.33。

市場では、先行き景気への配慮から欧米の主要中央銀行による積極的な金融引き締めの姿勢が緩むとの思惑が広がり、市場心理は改善しやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物が概ね底堅く推移したことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードがさらに緩和し、今日の日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経VI:低下、株価堅調で警戒感がさらに緩和