米労働省が発表した8月JOLT求人件数は1005.3万件と、7月1117万件から予想以上に減少し昨年6月来で最低となった。

同時刻に米商務省が発表した8月製造業受注は前月比0%と、7月-1.0%から予想通り改善。
また、米8月耐久財受注改定値は前月比−0.2%と、予想通り速報値から修正なく、7月に続き2カ月連続のマイナスとなった。変動の激しい輸送用機器除いた耐久財受注改定値は前月比+0.3%と、速報値+0.2%から上方修正された。さらに、国内総生産(GDP)の算出に用いられる製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値は前月比+0.4%と、速報値+0.3%から上方修正されたが3月来の低い伸びとなった。

求人件数の予想以上の減少を受けて米国債相場は続伸。10年債利回りは3.66%から3.56%まで低下した。ドル・円は144円94銭から144円45銭まで反落。ユーロ・ドルは0.9888ドルから0.9957ドルまで上昇し、9月21日来の高値を更新した。ポンド・ドルは1.1322ドルから1.1410ドルまで上昇。

【経済指標】
・米・8月JOLT求人件数:1005.3万件(予想:1108.8万件、7月:1117万件←1123.9万件)・米・8月耐久財受注改定値:前月比−0.2%(予想:-0.2%、速報値:-0.2%)
・米・8月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比+0.3%(予想:+0.2%、速報
値:+0.2%)
・米・8月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+0.4%(速報値
:+0.3%)
・米・8月製造業受注:前月比0%(予想:+0.0%、7月:-1.0%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米8月JOLT求人件数は昨年6月来で最低、ドル売り加速